毎日わくわくした仕事できるなら警察いらねえ【崖っぷちホテル!】

崖っぷちホテル! 第1話~第10話

崖っぷちホテル!
崖っぷちホテル!|日本テレビより

自信のない新米総支配人・横領疑惑の副支配人・競艇狂いの総料理長・ド級のKY新人パティシエ・強面のフロントマン・英語が話せない残念ベルマン・スウィートルームのトイレットペーパーを持ち帰る清掃員・酒を出すより飲むほうが多いバー責任者・存在感ゼロのウェイター。逃げた兄が作った負債まで。

まさに崖っぷち「ホテル・グランデ・インヴルサ」に、宇海直哉(岩田剛典)が現れる。バリストンホテルを一流にした仕掛け人である宇海は、インヴルサを立て直せるのか。

 

話題先行・出オチ感満載のキャスティング

脚本が先なのか、キャスティングが先なのか。まるであて書きしたようなキャラクター設定で、くっきーやチャド、宮川大輔と……どうしたんですか、吉本は日テレの弱点でも握ったのでしょうか……。くっきーは、後日Huluで公開されたオリジナルストーリーで白塗りも披露していますので、お好きな方はぜひ。

 

注目したいのは、岩ちゃんこと岩田剛典ですね。なんかいろいろ見ている気がしていましたが、ドラマも映画も出演数はまだまだ少ないんですね。今回が連続ドラマ初主演となります。「砂の塔〜知りすぎた隣人」もかなりインパクトのある役柄でしたが、今回は真逆でインパクトがありましたね。

明るく自由奔放で、周りはみな振り回されるけど、後々ホテルのためだ、正解だったってわかる。お得な役柄です。ずっと小汚い格好をさせられているので、雑誌のスーツ姿と、第9話のタキシードがキラッキラ度がマシマシで、素敵でした。

 

気に入ったのはもちろん、厨房の二人

崖っぷちホテル!
崖っぷちホテル!|日本テレビより

浜辺美波。かっわいいですねー。やっぱり「無痛〜診える眼〜」や「賭けグルイ」が印象に残っているんですが、いやいやいや。演技的には、今回のこの天真爛漫KYシェフ役のほうが実は難しいと思う。「おまえ、ぜんぜん聞いてないだろっ」っていう感じの『間』が秀逸。KYなのにイラッとさせず憎めないキャラになってます。

 

中村倫也は、もう、ね、ずっと大好きですっ。(告白) 今回の役柄は競艇狂いだし、スーシェフ(副料理長)に降格させられるし、ヘンなTシャツ着てるし。まあ鳳来ハル(浜辺美波)にツッコミ入れる役だし地味なんだけど、ぶっきらぼうなのに、的確にハルをフォローしたり。ハル曰く「ツンデレ」。おいしい役柄でした。ごちそうさまです。

「夜行観覧車」のイメージが強いけど、なにげに30代なんですよね中村。

 はい、かっこいー。最終話で稲葉友との絡みもよかったですね。

 

何も考えずほのぼの、ダラっと見れるストーリー。

キャストの話しばかり。本当は川栄李奈も触れたいけど、彼女も今、どこでもいるからそのうち…。

で、話しね、話しは単純明快。宇海のペースでワーーッと巻き込まれて、ブーブー言いながらも、やるからには一生懸命やりたくなっちゃうスタッフ。そこには実は宇海が意図してか意図せずか、ホテルをよくするため、お客さまのためのなにかがあって、終わると達成感だったり経験だったり、スタッフそれぞれになんらかが残る。

 

時貞(渡辺いっけい)のエピソードがその代表格。銀行の融資の一部で車を買ってもらい横領だと思い込んでいて、ホテルから去ろうとする時貞に「インヴルサを時貞さんが救うんだ」と株主を一緒に探す宇海。全国の株主から株を買い取って帰った後に、事前共謀がないから横領の罪に問われないと教える。

 

ワクワクニコニコ野郎の宇海は、究極の人たらし。宇海にたらしこまれて、改心改善していく個性派スタッフたちの、何も考えなくても、最後は楽しく見れるホテル再建ストーリーというところでしょうか。

 

ワクワク
崖っぷちホテル!|日本テレビより

【評】★★☆☆☆

ぜんぜん悪くないんだけど、3ヶ月か半年かすると、ぜんぜん思い出せないドラマってあるんだよね。それってやっぱりどこかが悪いのかしら。